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街を歩くとポケモントレーナーがいる日常。ポケモンGOが浸透していると実感している話。

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ポケモンGO公式ページより

目次

街中で見かけるポケモントレーナー

会社の仕事をひと段落して家に向かう途中で見かける光景。もう20時を過ぎようとしているのに待ち合わせスポットでもなんでもない場所にポツポツと数人。男女比は五分五分といったところ。歳はそれほど若くはなく、おそらく30代半ばから50手前だろう。共通点は片手にスマホを持って画面に夢中である点。青白く光るスマホの画面が顔をボォッと照らしている。もう片方の手で画面を何度もスワイプしているのを見て、彼らが何をしているのかがようやく分かった。

ポケモンGOである。リリース当時は大きな話題となって、社内でも普段はゲームをしない人達までもがインストールしていた。しかし一過性のブームは過ぎ去り、話題に上がることはなくなっていた。

自分も同様に、リリース後は夢中になっていたものの、数週間後にはアンインストールしていた。元々ゲームは嫌いじゃない。名作と呼ばれるゲームはいくつかプレイしたし、モンハンはポータブルから3rdまでプレイして累計で1500時間はやった。ポケモンも赤緑からブラックホワイトまでプレイしてきたし、6Vメタモンで孵化厳選もやっていた。しかし、現在はゲームをプレイすることはなくなった。時間がないといったら嘘になるが、時間を使ってそれに費やす気力が無くなっている。

しかし今までゲームをやっていなかった層の人々がポケモンGOに夢中になっているように思う。

カメラを向けるとポケモンがいて指のスワイプでボールを投げる。このシステムはたしかに画期的だった。電子世界と現実世界が融合していて、ポケモンをより身近に感じさせるからだ。

いわゆるヘビーゲーマーはポケモンをゲットして戦わせるシステムは本家ポケモンで良くて、ポケモンGOでやる意味が無いのだと思う。

ゲームとの向き合い方

ゲーム、特に最近のスマホゲームは特にやる気力が生まれない。やる時間はある。スマホをいじってインターネットをしている時間があるのだから。それでもゲームに夢中になれないのは、やはり今のスマホゲームの特徴が影響しているのかもしれない。

PSPや3DSでモンハンやポケモンをやっていたときは、一緒にプレイする仲間がいたし、わざわざお金を出してゲーム機とソフトを一式そろえたのだから、プレイしないともったいないという思いが心のどこかにはあった。

スマホゲームは基本プレイ無料で、課金すればガチャが出来るとか、スタミナが回復できるとか、負けてもリトライできるとかそんな仕様が多い。基本プレイは気楽にプレイできるという側面もあるが、その逆もあり、いつでも離れられる。そして、メーカーとしてはどこかで利益を生まなければならないので課金させやすい仕組みを作る。

この課金をしないとガチャができないとか、石がもらえないとかそんな仕組みは、プレイヤーをその都度現実に引き戻される。そしてどのゲームに関しても似通った課金方式で、ゲーム自体には集中できない。

ストーリーもサービスが継続するのに並行して少しずつオープンしていく仕組みのものが多いが、内容に重厚感がなく、チープな子供アニメを見せられているような感覚に陥る。

もちろんゲーム自体のターゲットが大人ではないことは分かっているが、ヘビーユーザーになりうる、お金を落とす存在は大人なのだから、細部まで作りこんでほしい。

ただ、ゲームに夢中になれないのはそれだけではない。気力が出ないというのも、プレイした時間で人生でプラスになったと考えられなくなったのだ。昔はプレイしている最中はこの先どうなるとか、狙っている素材が集まってうれしいとか、この装備がかっこいいとか、説明書を読んでいるだけでもわくわくしたが、最近ではそういったことがなくなった。

ふとプレイしていると、「俺は一体なにをやっているんだろう」と現実逃避しきれず、アプリを閉じてしまうのだ。もちろんゲームなんて娯楽なので趣味の延長としてただ自分が楽しめればそれでいいのだけど、自分の心のどこかに引っかかって、楽しめないことが多い。何よりプレイ後の疲労感の方が、楽しんだ度合に勝ってしまい、二度目以降のプレイにつながらない。

社会人の時間の使い方

社会人になって思うことは、時間はあるけど、限られているということ。学生時間も時間は有限であることは分かっていたけど、授業は大体17時前には終わっていたし、単位の取り方では午前中で終わる日もあった。自分はほとんどバイトもしていなかったから、ずーっとだらだらしていた日もあるし、ひたすらテニスをした日もあるし、朝まで寮の友達と飲み明かしたこともあった。朝までゲームした日もある。

社会人になると、残業次第だけど仕事が終わって帰ると20時頃だし、そのあと夕食を食べると21時、見たいテレビを見たら23時になって風呂に入ったら24時前。こうするとゲームに夢中になれる時間は平日はあまりない、電車の中といった隙間時間でプレイは可能だが、朝は眠くて目を閉じていたいことも多いし、帰りは何も考えずにだらだらとネットサーフィンをしていたほうがリラックスできる。

学生時代多趣味だった人間は、間違いなく社会人になっていくつかの趣味を犠牲にしているに違いない。私はというと、もともと絵を描くことや、テニス、カメラ、ゲーム、漫画を読むことが趣味だった。しかし社会人の今はテニス、カメラ、漫画を読むことの3つ程度が趣味といえるレベルだと思う。絵を描くことは月に1回もなく、結婚式の招待状の返信時にちょっとした絵を描き加える程度だ。ゲームは前述のとおりでほとんどやらなくなったので、趣味は減ったといえる。いまでも趣味といえる3つに関しても頻度は確実に落ちた。前は週3~5回はプレイしていたテニスは今では週1~2回だし、カメラを構えてどこかに行くこともあまりなく、友人の結婚式でカメラを構えたり、GWや夏休みでどこかに出かけるときにカメラを持ち出す程度にとどまっている。

漫画も表紙買いはほとんどしなくなり、好きな漫画の新刊が出たら買って読むか、漫画喫茶で面白そうな漫画を読み漁る程度となった。漫画喫茶自体ほとんど行かず、飲み会で終電を逃したときですら、タクシーを使って帰るようになってしまったので、漫画からもだんだん遠ざかっているように思う。

趣味は取捨選択されて行く

なにが言いたいかというと、社会人になれば趣味に使う時間が少なくなるから、結果的に趣味の中で順位をつけるようになる。そうすると、順位の低い趣味は徐々に淘汰されていき、いつのまにか趣味ではなくなってしまう。

冒頭お話ししたポケモンGOを街中で見かけるという話はその趣味の優先順位の上位にゲームやポケモンGOがランクインしているというだけの話である。

個人的にはポケモンGOが上位にくるという人は、スマホゲームが浸透する前は、無趣味の人間だったのでは無いかと勝手に推測する。もしくはただの散歩が好きな人が付帯作業としてポケモンGOをやっているのでは無いだろうか。

リリース当初こそ若者がこぞって聖地に集ってポケモンを捕まえている姿を良く見かけたが、今では親子や主婦層の女性が黙々とやっているのを見かけるからだ。若者は多趣味な人が多い印象だし、ポケモンGOとは別のお楽しみを持っている気がする。パズドラやモンストと違ってその場でプレイするというよりはポケモンを捕まえに外出しなければならないというところで、他の趣味の隙間時間にプレイするということがしづらい。

それでも普段ゲームをしない層をプレイヤーに取り込んだのは大きな功績として讃えるべきだし、AR技術で街中でポケモンにモンスターボールが投げれるというのは、ファンタジーが技術によって現実化するという夢の実現を感じさせてくれる。

最近だとポケモンGO婚なるものが流行っているとかなんとか。一時、交通事故の脇見運転の要因の1つとして取り沙汰されたが、プラスのニュースもある。

新しい趣味としてのポケモンGO

長々と書き記したが、ポケモンGOの影響力は無視できないほど大きく、ある意味でそれ1つで趣味のカテゴリにまでなっている。

普段ゲームをしない層を取り込んだことで、ゲームはあまりしないけどポケモンGOはするよ。という人も多く存在していて、趣味はゲームですと一概に言えない状況になっている。

今後、ポケモンGO以外のゲームでも同様のことが言えて、ゲームが多様化していくから、タイトルで趣味と言って伝わる時代が来ているのだと思う。

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この記事を書いた人

名古屋市在住。1991年生まれ。メーカー勤務のサラリーマンテニスプレイヤー。高校時代にソフトテニス部で3年。大学では硬式テニスに転向し、体育会テニス部で4年間。社会人になった現在も最低週1〜2回のテニスは欠かせない。得意なプレーはバックハンドスライス、ドロップショット。打たせてミスを誘うシコラー。

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